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結婚のお礼とは?金額の目安や渡す相手・渡し方を解説

結婚式当日は、受付やスピーチ、余興、遠方からの出席など、周囲の協力なしでは成り立たない場面が多くあります。
そのような感謝の気持ちを形にするのが「お礼」です。
本記事では、結婚式でのお礼の基本的な考え方やご祝儀との違い、渡す際のマナーなどを丁寧に解説します。
相手に気持ちよくお礼を受け取ってもらえるよう、正しい知識を身につけておきましょう。

結婚式のお礼とは?基本的な考え方を知ろう


はじめに、結婚式のお礼についての基本的な考え方を、以下の2つに分けて解説します。

  • お礼を渡す目的とマナーの意味
  • ご祝儀や贈り物との違い

現金や品物の形で渡すのが一般的ですが、金額や品目よりも「気持ちが伝わるかどうか」が大切です。
詳しく見ていきましょう。

お礼を渡す目的とマナーの意味

お礼を渡す目的は、結婚式の準備や当日に協力してくれた人々へ、感謝の気持ちを丁寧に伝えることにあります。
受付やスピーチ、余興など、それぞれの時間と労力を割いてくれた相手に「ありがとう」を形にして返すことが、お礼の本質です。
またお礼を渡す行為には、感謝の気持ちを社会的な形式にのせて伝えるというマナー上の意味もあります。
金額や品物の価値ではなく、相手を敬う気持ちや心配りを表現することがもっとも重要であり、関係を大切にする姿勢を示すものだと言えるでしょう。

ご祝儀や贈り物との違い

ご祝儀は、ゲストが新郎新婦へのお祝いの気持ちを金銭で表すものです。
一方、お礼は新郎新婦が協力者へ「感謝の気持ち」を伝えるために渡すもので、方向性が正反対である点が大きな違いと言えるでしょう。
また、贈り物は金銭ではなく品物で感謝を伝える手段であり、気持ちを形にする点ではお礼と似ています。
しかし、ご祝儀へのお返しである「内祝い」と混同してしまいがちなので、しっかりと区別するよう注意しましょう。
それぞれの意味を正しく理解し、状況に合った方法で感謝を伝えることが、結婚式のマナーとして大切です。

結婚式のお礼を渡す相手とシーン別の考え方

感謝の気持ちを丁寧に伝えるためには、誰にどのようなお礼を渡すのかを事前に整理することが大切です。
ここでは、結婚式のお礼を渡す相手とシーン別の考え方について、以下の5つを紹介します。

  • 親族や家族へのお礼
  • 友人・同僚・上司へのお礼
  • 受付・スピーチ・余興を担当した人へのお礼
  • 式場スタッフやカメラマンなど外部関係者へのお礼
  • 二次会や会費制ウェディングの場合のお礼

お礼を渡す際は、金額だけでなく相手との関係性や役割に応じた配慮を意識しましょう。

親族や家族へのお礼

結婚式では、親族や家族のサポートが欠かせません。
とくに準備段階から式当日まで多くの協力をしてくれた両親や兄弟姉妹には、現金ではなく記念品や手紙を添えて感謝を伝えることがおすすめです。
また、親族代表として受付や挨拶を引き受けてくれた場合には、5,000円〜10,000円程度を目安に「御礼」として包むとよいでしょう。
形式にとらわれすぎず、心を込めたメッセージを添えることで、より温かい印象を与えられます。

友人・同僚・上司へのお礼

スピーチや余興などを依頼していない友人や職場関係者には、基本的にお礼は不要です。
ただし、遠方からの出席やスケジュール調整などで特別な負担をかけた場合には、お車代や品物で感謝を伝えるとよいでしょう。
上司や目上の方には、現金よりも上質な贈答品(5,000円前後)を選ぶのが一般的です。
相手の立場を考慮し、「お気持ち程度ですが」と控えめに手渡すと印象がよくなります。

受付・スピーチ・余興を担当した人へのお礼

結婚式当日に役割をお願いした人へのお礼は、必ず準備しておきましょう。
受付を引き受けてくれた方には3,000円〜5,000円、スピーチや余興を担当してくれた人には5,000円〜10,000円程度が相場です。
渡すタイミングは式の始まる前または出番の後が理想的で、新郎新婦からではなく、両親や式場スタッフを通じて渡すとスマートです。
感謝の言葉を一言添えることで、温かみのあるお礼になるでしょう。

式場スタッフやカメラマンなど外部関係者へのお礼

式場スタッフやカメラマン、司会者など、外部のプロフェッショナルへのお礼は基本的に不要です。
料金にサービス料が含まれているケースが多いため、追加で金銭を渡す必要はありません。
ただし、特別に要望を叶えてくれた場合や柔軟な対応をしてもらったときには、1,000円〜3,000円程度の菓子折りを差し入れると丁寧です。
式後にお礼のメッセージを添えるのも印象がよいでしょう。

二次会や会費制ウェディングの場合のお礼

二次会や会費制ウェディングでは、ご祝儀の代わりに会費を支払ってもらう形式が多いため、一般的なお礼は不要です。
ただし、幹事や司会などを担当してくれた人には、5,000円〜10,000円程度のお礼を準備しましょう。
金銭の代わりに、感謝を込めたギフトや打ち上げの食事会でお返しをするのもおすすめです。
協力してくれた人が「手伝ってよかった」と思えるような気配りを意識するとよいでしょう。

結婚式のお礼の金額目安と品物の選び方

次に、結婚式のお礼の金額目安と品物の選び方について、以下の3つを解説します。

  • 役割別のお礼金額の相場
  • 現金以外で感謝を伝えるギフトアイデア
  • 人気のお礼ギフト例と選び方のポイント

結婚式でのお礼は、相手の立場や役割に応じて金額や品物を変えることが大切です。
形式的になりすぎず、相手に喜ばれる形で感謝を伝えましょう。

役割別のお礼金額の相場

お礼の金額は、依頼した内容や負担の大きさによって変わります。
たとえば、受付を担当してくれた方には3,000円〜5,000円、スピーチや余興をお願いした場合は5,000〜10,000円程度が目安です。
また、遠方から来てくれたゲストには「お車代」として交通費の半額〜全額を渡すのが一般的でしょう。
金額にこだわるよりも、相手の負担や関係性に見合ったバランスを意識することが大切です。
気持ちを込めた言葉を添えることで、より温かい印象を与えられます。

現金以外で感謝を伝えるギフトアイデア

お金を渡すのは少し堅苦しいと感じる場合には、ギフトで感謝を伝える方法もおすすめです。
たとえば、商品券やカタログギフト、高級スイーツなどは誰にでも喜ばれやすく、気持ちを穏やかに伝えられます。
特に職場の上司や年上の方へは、上質で実用的なアイテムを選ぶと喜ばれるでしょう。
一方で、親しい友人には名入りのタンブラーやアロマグッズなど、パーソナルなギフトを選ぶと特別感が生まれます。
ギフトを選ぶ際は、金額の相場を意識しつつ相手に気を遣わせない範囲で選ぶとよいでしょう。

人気のお礼ギフト例と選び方のポイント

人気のお礼ギフトには、高級チョコレートや焼き菓子、コーヒーセット、タオルギフトなどがあります。
どれも持ち帰りやすく、年齢を問わず贈れる点が魅力です。
お礼ギフトを選ぶ際は、相手のライフスタイルや好みを意識しましょう。
たとえば、甘いものが苦手な方には調味料やお茶のセット、職場関係者には分けやすい個包装のお菓子が適しています。
形式的になりがちなお礼も、相手を思う気持ちが伝わることで、より心温まる贈り物となるでしょう。

お礼を渡すタイミングと渡し方のマナー


感謝の気持ちを届けるためにも、お礼を渡すタイミングや渡し方のマナーは非常に大切です。
ここでは、以下の3点に分けて解説します。

  • 式当日と後日どちらがよいか
  • 手渡しと郵送の使い分け
  • メッセージカードや手紙の添え方

それぞれ詳しく見ていきましょう。

式当日と後日どちらがよいか

お礼を渡すタイミングは、基本的に式当日が望ましいとされています。
受付・スピーチ・余興などを担当する方には、当日の開始前や出番の直後など、落ち着いたタイミングで両親やスタッフを通して渡すとスマートです。
慌ただしい式中に本人へ直接手渡すのは、相手を困らせてしまうため避けたほうがよいでしょう。
一方、遠方ゲストへの「お車代」や、当日会えなかった関係者には後日渡しても問題ありません。
式後1週間以内を目安に、丁寧なお礼の言葉を添えて渡すと好印象です。

手渡しと郵送の使い分け

基本的には手渡しが最も丁寧な方法です。
相手の表情を見ながら感謝の言葉を伝えられるため、気持ちがより伝わりやすくなります。
ただし、遠方に住むゲストや多忙な上司など、直接会う機会がない場合は郵送でも構いません。
その際は、現金書留を使用し、封筒には「御礼」と表書きを記載しましょう。
現金ではなくギフトを送る場合は、破損しにくい品を選び、簡潔なお礼状を同封すると丁寧です。

メッセージカードや手紙の添え方

お礼に添えるメッセージは、形式ばった言葉よりも「あなたにお願いしてよかった」と伝わる一言が大切です。
たとえば「受付を快く引き受けてくださりありがとうございました」「温かいスピーチに胸がいっぱいになりました」など、具体的な行動や感想を添えると印象に残ります。
短いメッセージカードでも構いませんが、親しい関係の相手には直筆の手紙を添えると、より心のこもったお礼になるでしょう。
感謝の気持ちを言葉にして丁寧に伝えることが大切です。

結婚式のお礼で注意したいマナーとNG例

お礼は感謝の気持ちを伝える大切な場面ですが、渡し方や言葉遣いを誤ると思わぬ失礼につながることもあります。
ここでは、結婚式のお礼で注意したいマナーとNG例について、以下の2点を紹介します。

  • お礼を渡す際に避けたいNG行動
  • 金額や渡し方で失礼にならないための注意点

事前にしっかりと確認しておきましょう。

お礼を渡す際に避けたいNG行動

お礼を渡す際に避けたいNG行動は以下のとおりです。

  1. 他のゲストの前で渡す
  2. 式の最中や混雑時に慌てて渡す
  3. 感謝の言葉を省いて金銭だけを渡す
  4. 新札を準備せず、シワのあるお札を使用する

たとえ金額が適切でも、無言だったり雑に手渡されたりしてしまうと冷たい印象を与えてしまいます。
必ず「お手伝いいただきありがとうございました」と一言添えて、落ち着いた所作で手渡しましょう。

金額や渡し方で失礼にならないための注意点

お礼の金額は、相手の立場や役割に見合った範囲で設定することが大切です。
高すぎる金額は相手に気を遣わせ、少なすぎると形式的な印象を与えてしまうため、あらかじめ両家で相場を確認し統一しておくと安心でしょう。
お札は新札を用意し、向きをそろえて入れるのが基本です。
渡す際には、相手の目を見て両手で差し出すことで、感謝の気持ちをより伝えられます。
金額や手段よりも「どのように感謝を伝えるか」を意識することが、心のこもったお礼につながる大切なポイントと言えるでしょう。

お礼を辞退されたときのスマートな対応方法

お礼を渡そうとしても「お気持ちだけで十分です」と断られる場合もあるでしょう。
無理に受け取ってもらおうとすると、かえって気まずい雰囲気になることもあるため注意が必要です。
ここでは、お礼を辞退された時のスマートな対応方法について、以下の2つを紹介します。

  • 「お気持ちだけで十分」と言われた場合の対応
  • 断られた後でも感謝を伝えるコツ

ぜひ参考にしてください。

「お気持ちだけで十分」と言われた場合の対応

相手に辞退された場合は、無理に受け取ってもらう必要はありません。
大切なのは、感謝の気持ちを丁寧な言葉で伝えることです。
たとえば「本当にありがとうございました。お心遣いに感謝しています」と言葉にするだけでも十分に気持ちは伝わります。
どうしても形にしたい場合は、後日、手紙や小さなギフト(菓子折りやお花など)を贈るのもよいでしょう。
金銭的なお礼を避けたい相手には、相手の好意を尊重しながら、負担にならない方法で感謝を示すことが大切です。

断られた後でも感謝を伝えるコツ

お礼を辞退されたあとも、感謝の気持ちはしっかりと伝えましょう。
直接のやり取りが難しい場合には、お礼状やメッセージカードを送るのがおすすめです。
「結婚式では本当にお世話になりました」「温かいお言葉に支えられました」など、具体的なエピソードを添えると印象に残ります。
また、後日談として「無事に式を終えられました」「皆さんからも素敵な式だと褒めていただきました」など、報告を兼ねたメッセージにすると喜ばれるでしょう。
お礼を辞退されても、言葉や心遣いを通して感謝を伝え続けることが、円満な関係を保つ秘訣です。

お礼をスマートに伝えるポイント


最後に、お礼をスマートに伝えるポイントについて、以下の2つを紹介します。

  • 感謝の言葉を伝えるときの言い回し
  • お礼を通じて良い関係を続けるコツ

お礼を渡す場面では、金額や品物だけでなく「どんな言葉で伝えるか」も印象を左右します。
形式的になりすぎず、相手の気持ちに寄り添った言葉を選ぶことが大切になるでしょう。

感謝の言葉を伝えるときの言い回し

お礼を渡すときは、感謝の気持ちを以下のような丁寧な言葉で伝えましょう。

  1. 「このたびはご多忙の中、ご協力いただきありがとうございました」
  2. 「心のこもったスピーチに感動しました。本当に感謝しています」
  3. 「遠方からお越しいただき、誠にありがとうございました」

形式的な言い回しよりも、具体的な出来事を交えて話すと印象が深まります。
また、笑顔で目を見て伝えることも重要です。
短い言葉でも誠実な姿勢が伝わり、より印象に残るお礼になるでしょう。

お礼を通じて良い関係を続けるコツ

お礼は一度きりのやり取りではなく、今後の関係を築くきっかけにもなります。
たとえば、結婚式後に「無事に式を終えました」「皆さまに温かく見守っていただきました」と報告を兼ねたメッセージを送ると、感謝の気持ちがより伝わります。
また、式後しばらくしてから季節の挨拶や近況報告を添えるのもよい方法です。
相手とのご縁を大切にし、感謝を言葉で継続的に伝えることで、結婚式をきっかけに信頼関係がより深まるでしょう。

まとめ|心のこもったお礼で感謝を伝えよう

結婚式でのお礼は単なる形式ではなく、支えてくれた人々への「ありがとう」を伝える大切な機会です。
お礼のタイミングを考え、相手の立場に寄り添った方法で感謝を示すことで、心の温かさがしっかり伝わります。
たとえ金額が小さくても、誠実な言葉と丁寧な対応があれば十分に印象に残るでしょう。
結婚式は新しい人生の始まりであると同時に、これまでお世話になった人々とのつながりを改めて感じる日でもあります。
丁寧なお礼で、これからの人生に温かい絆を育んでいきましょう。

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この記事を書いた専門家(アドバイザー)

著者情報 JADEE_MEDIA

JADEE(ジェイディ)は2004年創業の日本初のマタニティ花嫁専門ウェディングドレス店です。 マタニティに精通したプロフェッショナルが、国内外から選りすぐった上質な素材・レースをふんだんに使用し、最新トレンドを取り入れながらドレスを製作しています。 マタニティ体型を徹底的に研究し、マタニティ専用ウェディングドレスだけを250着以上ラインナップしています。 (続々と新着ドレス入荷中!)

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