入籍を済ませると、次に考えるのが結婚式を挙げるタイミングです。
人によっては「早めに式を挙げたい」と考えることもあれば「しっかり準備を整えてから」と思うこともあるでしょう。
入籍後、結婚式を挙げるタイミングには半年以内から数年後まで幅広い選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
本記事では、入籍から結婚式までの平均期間やチェックポイント、タイミングを決める際の考え方について詳しく解説します。
ぜひ参考にして、あなたに合った挙式のタイミングを選んでください。
目次
まずは結婚式を挙げる理想のタイミングについて、以下の2点から解説します。
結婚式のタイミングを決める際に大切なのは、二人の生活リズムや家族の都合、そして準備にかけられる期間をバランスよく考えることです。
自分たちに合った計画を立て、満足度の高い結婚式を挙げましょう。
入籍から結婚式までの平均期間は、一般的に8ヶ月から1年程度といわれています。
上記くらいの期間があれば、式場探しやドレス選び、ゲストへの招待準備などを無理なく進めやすいでしょう。
また、人気のシーズンや希望する会場を押さえるためにも、1年前後で計画するカップルが多い傾向にあります。
ただし、平均はあくまで目安であり、必ずしも全員に当てはまるものではありません。
二人の状況や価値観に合わせて考えることが大切でしょう。
結婚式を早めに行う場合は、入籍直後の新鮮な気持ちのまま式を迎えられる点が魅力です。
ただし準備期間が短くなるため、式場の雰囲気や演出をはじめ、こだわりたい部分を十分に検討できないリスクもあります。
一方で遅めに挙げる場合は、仕事や生活などが落ち着くタイミングで計画できるため、余裕をもって準備を進められるでしょう。
じっくり計画を立てられる反面、「結婚式が後回しになってしまう」と焦りを感じることもあるかもしれません。
このように、早めか遅めかでメリットとデメリットが異なるため、自分たちのライフスタイルに合ったタイミングを選ぶことが重要です。
ここでは入籍から半年以内に結婚式を挙げる場合について、以下の3点から解説します。
まずは入籍直後に挙式をするメリットやデメリットから見ていきましょう。
挙式後すぐに迎える結婚式では、入籍後の喜びをそのまま式に反映できるため「結婚したばかりの幸せな気持ちを早く共有したい」と考える二人には理想的なタイミングでしょう。
また準備にかけられる時間が限られるため、自然とスピーディーに計画を進められる点も魅力です。
式場によっては直前キャンセルで空いた日程を割安で利用できるケースもあるため、短期間だからこそ出会えるお得なチャンスも見逃さないようにしましょう。
限られた期間で準備を整えなければならず、ドレス選びや細部の演出などをじっくり検討する余裕がありません。
そのため、結果として「もっとこだわりたかった」と感じることもあるでしょう。
また、人気シーズンや有名な式場は既に予約が埋まっている場合が多く、希望通りの会場や日程を押さえにくい点もデメリットです。
ゲストにとっても急な案内になるため、予定を合わせるための配慮も必要になるでしょう。
半年以内の挙式は「早く夫婦としての区切りを形にしたい」と考える二人にピッタリな期間です。
シンプルで温かみのある結婚式を希望する場合や、こだわりよりもスピード感を優先したいカップルにおすすめと言えるでしょう。
また、妊娠や転勤のように、大きなライフイベントを控えているケースでも現実的な選択肢になります。
短期間で集中して準備を進め、限られた時間の中で思い出深い式を叶えたいカップルにふさわしいスタイルと言えますね。
次に入籍から1年前後で結婚式を挙げる場合について、以下の3点から解説します。
入籍から1年前後の挙式はもっとも人気のあるタイミングですが、デメリットがゼロというわけではありません。
特徴をしっかり理解して、あなたのスタイルに合っているのかを見極めましょう。
1年前後の準備期間があれば、式場探しから衣装や演出の検討まで、時間をかけてじっくりと選べるうえ、希望する会場も早めに予約できるため、選択肢が広がるでしょう。
ゲストにも余裕をもって案内できることから、予定を合わせやすく、多くの方が参加しやすいという利点もあります。
さらにキャンペーンや早割プランを利用できるケースが多く、比較的低予算で演出にこだわることも可能です。
予算や時間に余裕のあるスケジュールが組めると、手作りアイテムを準備したり、オリジナルの演出を取り入れたりする余地も生まれるでしょう。
一方で準備期間が長いために、つい調整や作業を後回しにしてしまうケースも多く見られます。
その結果、直前に慌ただしく進めることになり、精神的な負担が増えたと感じるカップルも多いでしょう。
また、入籍から期間が空くことにより、転勤や妊娠、家族の事情などで当初の予定通りに進められなくなる可能性もあります。
1年前後のタイミングは、こだわりを持って準備を進めたいカップルには最適です。
演出やドレス、写真撮影など細部まで検討したい人にはピッタリと言えるでしょう。
また、遠方からゲストを招く場合や、両家の予定を丁寧に調整したい場合にも適しています。
準備の楽しさを味わいながら納得のいく結婚式を実現できるため、焦らず計画的に進めたい方や、理想を形にしたいと考える方におすすめタイミングです。
ここでは、入籍から2年以上あけて結婚式を挙げる場合について、以下の3点から解説します。
カップルのなかには、入籍から2年以上経って結婚式を挙げるケースも珍しくありません。
長い準備期間を取るからこその魅力がある一方で注意すべき点もあるため、しっかり確認していきましょう。
2年以上の期間をあける大きなメリットは、生活の基盤を整えてから式を挙げられる点です。
入籍直後は結婚指輪や新婚旅行などで支出が多くなりがちですが、結婚生活が安定してから改めて式を挙げることで、経済的な余裕も確保しやすくなります。
準備にも時間をかけられるため、オーダーメイドの演出や手作りアイテムなど、細部にこだわった結婚式を実現しやすいのも魅力です。
また、二人の関係がより成熟した段階で挙式を迎えることで、夫婦としての歩みを実感しながら、相手やゲストにより多くの感謝を伝えられるでしょう。
一方で、結婚式への気持ちが時間とともに薄れてしまう可能性があります。
「今さら結婚式を挙げる必要があるのか」と迷ってしまい、モチベーションが下がるケースもあるでしょう。
さらに転勤や子育ての忙しさなど、生活環境の変化によって準備に時間を割けなくなる可能性も否めません。
長期的に先延ばしにするほど、予定通りに進まないリスクが高まります。
「結婚式は大切にしたいけれど、今すぐは難しい」と考えるカップルには、2年以上あける選択が向いています。
たとえばマイホームの購入を優先したい場合や、子育てが落ち着いてからゆっくり挙げたいと考える場合に適しているでしょう。
また、海外挙式や特別なロケーションを検討している場合も、準備や費用の確保に時間をかけられるため現実的な選択肢です。
入籍から2年以上あけた挙式は、ライフスタイルに合わせて無理のない形で式を挙げたいと考える方におすすめのタイミングといえるでしょう。
結婚式を挙げるタイミングを決めるには、単に自分たちの都合だけでなく、両家やゲストの事情、費用、ライフプランなどを含めた総合的な判断が必要です。
ここでは後悔のないタイミングを選ぶために確認しておきたいポイントを紹介します。
主に上記の4つの観点からチェックしておきましょう。
結婚式は新郎新婦だけでなく、家族やゲストにとっても大切な行事です。
そのため、両家の予定を調整し、なるべく多くの人が参加しやすい日程を選ぶことが重要となります。
特に親族が遠方から来る場合や、仕事の都合が厳しいゲストがいる場合は、早めに相談することをおすすめします。
またゲストの多い式を計画するのであれば、繁忙期や年度末などを避ける配慮も必要です。
ゲストの都合を優先する姿勢は、結婚式の満足度を向上させるために欠かせないポイントといえるでしょう。
結婚式場の予約は、気候の安定しやすい春と秋に人気が集中します。
人気のシーズンは予約が埋まりやすく、挙式費用も通常より高くなる傾向があります。
一方で夏や冬はオフシーズンとされ、比較的予約が取りやすく、費用も抑えられる点が特徴です。
屋内メインの会場を選ぶことで、季節感を楽しみながらも快適に過ごせるため、よく考えたうえで二人の理想に合ったタイミングを選びましょう。
結婚式は人生の大きなイベントであり、費用の負担も軽くはありません。
そのため、結婚式のタイミングを決める際には、費用の総額や支払いスケジュールを踏まえて検討することが求められます。
費用を抑えながら理想の会場を選ぶには、オフシーズンの割引や早割キャンペーンの利用がおすすめです。
割引やキャンペーンの情報は、雑誌やSNS、結婚式相談カウンターなどで集められるため、費用面を慎重に考慮しながら結婚式のタイミングを決めていきましょう。
結婚式のタイミングは、妊娠や出産といったライフイベントとも密接に関係します。
妊娠中に挙式する場合は体調への配慮が不可欠であり、準備を短期間で進める必要があるでしょう。
一方で、出産後に体調が落ち着いてから、改めて挙式を計画するスタイルも一般的です。
マイホーム購入や転勤など、ほかのライフプランと重なる場合もあるため、二人の将来設計を含めて考えることが大切なポイントといえるでしょう。
生活と結婚式のバランスを取りながら、二人にとって最適なタイミングを選んでください。
最後に、結婚式を挙げる際のシーズン別の特徴をそれぞれ解説します。
季節ごとに違った魅力と注意点があるため、二人の理想やゲストへの配慮を踏まえて選んでいきましょう。
春は気候が安定しており、桜や新緑が美しい時期のため、屋外でのガーデンウェディングや前撮り撮影にも適しており、爽やかな雰囲気を演出できるでしょう。
ゲストにとっても快適に過ごせる季節であり、スーツやドレスなどの服装選びにも困りません。
ただし、卒業式や入学式、転勤シーズンと重なることから、ゲストの予定が調整しづらいケースもあります。
また、人気のシーズンは式場の予約が取りにくく、費用が高くなりやすい点にも注意が必要です。
夏は日差しが強く暑さが厳しい季節ですが、明るく元気な雰囲気の結婚式が叶えやすいでしょう。
リゾートウェディングやビーチ挙式との相性もよく、開放感あふれる演出が可能です。
また、ブライダル業界はオフシーズンのため、費用を抑えやすく、式場の予約も比較的取りやすい点が魅力です。
一方で猛暑や台風などの天候リスクがあり、屋外演出を予定している場合には影響を受けやすくなります。
体調管理を第一に考え、空調の整った会場や涼を感じられる工夫を取り入れると、ゲストの健康面や満足度の問題を解消できるでしょう。
秋は気候が安定し、紅葉や収穫をテーマにした演出ができる人気シーズンです。
気温が穏やかで衣装を選びやすく、屋内外どちらでも快適に過ごせます。
ゲストにとっても予定を合わせやすい季節であり、満足度の高い結婚式になりやすい点が特徴といえるでしょう。
ただし結婚式の人気シーズンにあたり、予約競争が激しく費用も高めに設定されがちです。
特に10月から11月には予約が集中するため、希望する会場を押さえるには早めの行動が欠かせません。
冬は澄んだ空気やイルミネーションを活かした幻想的な演出が魅力です。
クリスマスや年末年始を意識したテーマウェディングも人気があり、季節感を取り入れた演出もしやすいでしょう。
また夏と同様に、費用が抑えやすく、予約が取りやすい点もメリットといえます。
一方で、寒さや雪による交通機関の影響を考慮しなければなりません。
遠方からゲストを招く場合は特に配慮する必要があり、雪の影響を受けにくい宿泊施設を確保をしたり
暖房設備の整った会場を選んだりするなどの対策が求められます。
結婚式を挙げるタイミングは、入籍から半年以内・1年前後・2年以上とさまざまです。
それぞれに魅力と注意点があるため、どの選択が正解というわけではありません。
焦らず比較検討して、自分たちにとってもっとも満足できるタイミングを選んでいけば、より理想的な結婚式を実現させられるでしょう。
結婚式は「いつ挙げるか」ではなく「どのような気持ちで迎えるか」が大切です。
準備の過程もまた二人の素敵な思い出となるため、夫婦としての絆を深める時間にしてくださいね。
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この記事を書いた専門家(アドバイザー)
著者情報 JADEE_MEDIA
JADEE(ジェイディ)は2004年創業の日本初のマタニティ花嫁専門ウェディングドレス店です。 マタニティに精通したプロフェッショナルが、国内外から選りすぐった上質な素材・レースをふんだんに使用し、最新トレンドを取り入れながらドレスを製作しています。 マタニティ体型を徹底的に研究し、マタニティ専用ウェディングドレスだけを250着以上ラインナップしています。 (続々と新着ドレス入荷中!)