結婚式は人生のなかでも特別な1日です。
そのような日を迎える花嫁さんにとって、ウェディングドレス選びはもっとも心躍る時間のひとつでしょう。
しかし「体型が気になる」「着こなしに自信がない」と不安を抱く方も少なくありません。
本記事では体型を引き立てるドレスの特徴や選び方のポイント、試着時の注意点などを丁寧に解説します。
コンプレックスを隠すのではなく、自分らしさを活かしたドレス選びで自信あふれる花嫁姿を叶えましょう。
目次

ぽっちゃり花嫁さんに似合うドレスを選ぶには、体型の魅力を引き出すシルエットやデザインを意識することが大切です。
無理に細く見せようとするよりも、バランスの取れたラインを作ることで、自然で華やかな印象を演出できるでしょう。
ここでは、以下の3つの視点からポイントを解説します。
体型をすっきり見せるシルエットとは
素材やデザインで印象を変えるコツ
アクセサリーやヘアスタイルで全体バランスを整える
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
体型をすっきり見せたい場合、まず意識すべきなのはウェディングドレス全体のシルエットです。
ウエスト位置が高く見えるデザインや縦のラインを強調したシルエットは、視覚的にスタイルアップ効果をもたらします。
とくにスカート部分が自然に流れるデザインや、身体の中央に向かって細く見えるカッティングは、全体の印象をスマートに整えられるでしょう。
また、デコルテを程よく見せるVネックやオフショルダーのデザインも、視線を上に集めることで上半身を軽やかに見せる効果があることから、ぽっちゃり花嫁さんにおすすめです。
背筋を伸ばした姿勢と合わせると、よりスマートな印象を持たせられるでしょう。
同じシルエットでも、素材や装飾の選び方によって印象は大きく変わります。
軽やかなシフォンやチュール素材は動きに合わせてふわりと揺れるため、柔らかで女性らしい雰囲気を演出できるでしょう。
一方、厚手のサテンやミカドシルクは高級感があり、体のラインを適度に整えてくれます。
ほかにも縦方向に流れる刺繍やレース模様を取り入れると、視覚的に引き締まって見えやすくなります。
過度な装飾を避け、胸元やウエスト部分にポイントを置くことで、視線を分散させて体型を目立ちにくくする効果が期待できます。
ドレスが決まったら、アクセサリーやヘアスタイルで全体のバランスを調整しましょう。
顔まわりをすっきり見せたい場合は、アップスタイルやサイドにボリュームを寄せたアレンジがおすすめです。
アクセサリーは大ぶりなものを避け、シンプルで華奢なデザインを選ぶと、上品な印象を演出することが可能です。
また、自分の魅力を最大限に引き出すためには、ドレスだけでなく小物や髪型との調和が欠かせません。
全体のバランスを意識しながら、自分らしい花嫁スタイルを完成させてください。
次に、ぽっちゃり花嫁さんがドレスを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
自分の体型タイプを理解して選ぶことが大切
露出や装飾のバランスを意識する
ドレスショップでの相談方法と伝え方のコツ
ウェディングドレスを美しく着こなすためには、体型に合った選び方が重要です。
単に痩せて見えるドレスを探すのではなく、自分の魅力を引き出すデザインを見極めていきましょう。
まず大切なのは、自分の体型を正確に把握することです。
ぽっちゃりと一口に言っても、上半身にボリュームがあるタイプ、下半身がしっかりしているタイプ、全体的にふくよかなタイプなど、体型には個人差があります。
上半身に厚みがある方は、Vネックやオフショルダーでデコルテをすっきり見せると上品な印象に、下半身が気になる場合は、Aラインやプリンセスラインを選ぶと視覚的なバランスを整えられるでしょう。
全体的にふくよかな体型なら、縦のラインを意識したドレスで全体を引き締めるのもおすすめです。
自分の体型を理解したうえで、得意なポイントを引き立てるデザインを選ぶことが、自信を持ってドレスを着こなす第一歩といえるでしょう。
華やかなドレスは魅力的ですが、装飾が多すぎるとボリュームが強調されて見える可能性があります。
そのため、レースやビーズなどの装飾は、ウエストや胸元など部分的に配置されているものを選ぶと、全体の印象が引き締まります。
また、露出のバランスも重要で、肩や腕をすべて覆うと重たい印象になりますが、デコルテや首元をほどよく出すことで抜け感が生まれ、すっきりとした雰囲気に変わるでしょう。
露出を控えたい場合には、シースルー素材やレース袖を取り入れると、安心感と軽やかさを両立できます。
恥ずかしいからと「隠す」よりも、ポイントをおさえて「魅せる」バランスを意識する方が、より自然体の美しさが引き立つでしょう。
試着の際は、体型の悩みを正直に伝えることが大切です。
ドレスショップのスタッフは多くの花嫁をサポートしてきたプロであるため、相談することであなたに合う提案をしてくれるはずです。
とくに気になる部分がある場合は「二の腕をカバーしたい」や「胸元を控えめに見せたい」など、具体的に希望を伝えるとより的確なアドバイスが得られます。
また、試着時にははじめから「これは似合わないから」と決めつけずに、スタッフの提案にも耳を傾けることが大切です。
自分では選ばないデザインであっても、意外にも似合う可能性は十分にあります。
プロの目線と自分の感覚の両方を大切にしながら、理想の一着を見つけてください。

ここではドレス試着の前に準備しておきたいことについて、以下の3つの視点から解説します。
下着選びとボディメイクのポイント
試着時にチェックすべきフィット感の目安
写真や動画を活用して客観的に確認する
試着はただドレスを着るだけではなく、自分に最適な一着を見極めるための大切なステップです。
事前準備を整えておくことで、当日の試着がスムーズになり、より正確なフィット感を確認できるでしょう。
試着時のブライダルインナーの着用は、体型を整えて美しいシルエットを作るために欠かせません。
ぽっちゃり体型の方はホールド力のあるコルセットタイプを選ぶと、胸の位置を正しく保ち、全体がすっきりとして見えるでしょう。
また、ドレスのサイズ修正には限界があるため、試着後からの急な減量は避ける必要があります。
「すこしでも理想のラインで挑みたい」と思う方は、試着前までに体型を整えておくのがポイントです。
挙式時に近い体型で試着に臨むことで、より正確にドレスのフィット感を確認できます。
ドレス試着の際は、見た目はもちろん、着心地にも注目する必要があります。
立ったときだけでなく、座ったり歩いたりしたときに締め付けが強すぎないかなどを確認することがポイントです。
とくに胸元やウエストのフィット感が合わないと、動いたときにずれたり、苦しく感じたりする恐れがあるため注意しましょう。
なお、フィット感を確認する際は、正面だけでなく360度の視点で確認しておくのがおすすめです。
試着のときに写真や動画を撮影しておくと、帰宅後にも候補のドレスを比較できます。
鏡越しで見たときと、写真で客観的に見たときでは、バランスや印象が違って見えることもあるため、スマートフォンで撮影しておきましょう。
また、立ち姿の静止画だけでなく、さまざまな動作をする際の動画も記録しておくと、ドレスの動きや揺れなども確認できます。
撮影した写真や動画を家族や友人に共有し、第三者の意見を聞くのもよい方法です。
自分では気づかない魅力や改善点が見つかるかもしれません。
ぽっちゃり花嫁さんにとって、体型を上品にカバーしながら美しく見せるシルエット選びは大切なポイントです。
ここでは以下の3つのおすすめドレスラインを紹介します。
Aライン:王道で誰にでも似合う万能シルエット
エンパイアライン:自然にカバーできる軽やかスタイル
プリンセスライン:華やかさと体型カバーを両立
ドレスのラインによって印象が大きく変わるため、自分の骨格や雰囲気に合った形を選ぶことで、より自然で華やかな姿を演出できるでしょう。
Aラインドレスは、ウエストから裾に向かって緩やかに広がるシルエットが特徴です。
上半身をコンパクトに見せつつ、下半身のボリュームを自然にカバーできるため、どのような体型の方にも似合いやすいでしょう。
動くたびに裾がふんわりと揺れ、優雅で上品な印象を与えます。
また、胸元をVラインやオフショルダーにすることで、さらに視線が上に集まりやすくなり、全体のバランスを整えられるでしょう。
王道スタイルでありながら、体型を美しく見せる万能ドレスといえます。
胸下に切り替えのあるエンパイアラインは、縦のラインを強調しながらウエストまわりを優しく包み込むため、お腹や腰をカバーしたい方にぴったりのシルエットといえるでしょう。
軽やかな素材を使えば、柔らかくナチュラルな雰囲気にも仕上がります。
また脚長効果が期待できるため、全体のスタイルがすっきり見えるのも魅力です。
ガーデンウェディングやリゾート婚のような、カジュアルなシーンにも映えるスタイルで、動きやすさと上品さを両立できます。
プリンセスラインは、上半身をコンパクトにまとめ、ウエストからボリュームのあるスカートが広がるデザインです。
腰まわりを自然にカバーし、メリハリのあるシルエットを作り出します。
華やかで存在感のあるドレスのため、披露宴やホテルウェディングなどフォーマルな場にもぴったりです。
ふわっと広がるスカートは、まるで童話のヒロインのような印象を与えるでしょう。
体型を気にせず思い切りドレスのボリュームを楽しみたい花嫁さんにおすすめです。
どのような体型にも似合うドレスがありますが、選び方を誤るとバランスが崩れて見えてしまう場合があります。
ここでは、ぽっちゃり花嫁さんが避けた方がよいドレスデザインについて、以下の3つの視点で解説します。
膨張して見えやすい素材や装飾の例
体型を強調しすぎるカッティングに注意
サイズが合わないまま着るリスクとは
それぞれ注意したいポイントを見ていきましょう。
光沢の強いサテンや厚手のオーガンジーなどは、光を反射して体のラインを強調しやすくなるほか、全体的にボリュームが出る素材を使うと、実際よりふっくら見えてしまうこともあるでしょう。
また、胸元やウエストまわりに大きなリボンやフリルがあるデザインは、華やかではありますが膨張して見える原因になることもあります。
装飾はできるだけポイントを絞り、シンプルで立体感のあるデザインを意識することをおすすめします。
タイトなマーメイドラインや、体に密着するドレスは曲線を強調しすぎてしまう場合があります。
ボディラインが出ることで、腰やお腹まわりが気になりやすくなるでしょう。
また、肩や二の腕を完全に露出するデザインも注意が必要です。
露出を控えたい場合は、レース袖やボレロを合わせると上品にカバーできます。
程よいフィット感と抜け感のバランスを意識することが、美しく見せる秘訣といえるでしょう。
見た目の美しさだけでドレスサイズを選ぶと、実際のフィット感にズレが生じやすくなります。
小さすぎると窮屈で動きにくく、逆に大きすぎるとだらしなく見える可能性もあるでしょう。
とくにウェディングドレスは体に密着するため、サイズのアンマッチが目立ちやすく、写真や動画の写り映えにも影響しやすいです。
プロのスタッフに相談し、細かいサイズ調整を行うことで、当日を安心して過ごせる準備が整えられるでしょう。

最後に、ドレス選びで失敗しないための注意点を2つ紹介します。
試着はできるだけ複数のショップで行う
写真映えを意識したドレスの選び方
ウェディングドレス選びは一生に一度の大切な時間です。
注意点をしっかりと確認し、着心地や写真映えも含めて総合的に判断することで、後悔しないドレス選びを実現できるでしょう。
最初に訪れたショップだけで即決してしまうと、あとから「ほかのドレスも見ておけばよかった」と後悔するかもしれません。
ショップごとに取り扱うブランドやデザインの傾向は大きく異なるため、複数の店舗での試着をおすすめします。
また、ショップスタッフの対応や提案力も見極めのポイントで、信頼できるスタッフに出会えれば、当日のサポートまで安心して任せられます。
複数の店舗を巡ることで、ドレスのデザインだけでなく、サービス面でも納得できる選択ができるでしょう。
結婚式の美しい思い出を残すうえで、写真映えは欠かせません。
鏡で見た印象とカメラで撮った印象は異なるため、写真での見え方も意識して選びましょう。
とくにポイントになるのは「光の反射」と「ラインの見え方」です。
ツヤのある素材はライトを受けると膨張して見えるケースがあるため、マットな生地や繊細なレースを選ぶと自然で上品に写ります。
また、ウエストの切り替え位置やスカートの広がり方も、写真の印象に大きく影響するため要チェックです。
試着時に撮影を許可してもらい、実際に写真を確認しておくことで、当日の撮影イメージをより具体的につかめるでしょう。
ぽっちゃり体型の花嫁さんにとって、ウェディングドレス選びは「隠す」ではなく「活かす」意識をもつことが大切です。
Aラインやエンパイアラインなど体型を美しく見せるシルエットを選び、素材や装飾のバランスを工夫できれば、より自然な華やかさを引き出せるでしょう。
何よりも大切なのは「このドレスを着たい」と思える一着に出会うことです。
自分らしさを大切に、堂々と輝けるドレスを選び、最高の一日を迎えてください。
マタニティ専用ウェディングドレスならJADEEへ、
お気軽にご相談ください!
この記事を書いた専門家(アドバイザー)
著者情報 JADEE_MEDIA
JADEE(ジェイディ)は2004年創業の日本初のマタニティ花嫁専門ウェディングドレス店です。 マタニティに精通したプロフェッショナルが、国内外から選りすぐった上質な素材・レースをふんだんに使用し、最新トレンドを取り入れながらドレスを製作しています。 マタニティ体型を徹底的に研究し、マタニティ専用ウェディングドレスだけを250着以上ラインナップしています。 (続々と新着ドレス入荷中!)